差別のない社会へ
衆議院議員選挙が終わりました。課題が多い今の社会をよりよくしていくために一人ひとりが考え、投票所に足を運び、目指す社会に向けて一票を投じることで少しずつ社会は変わっていくと私は信じています。みなさんはどんな社会を目指しますか?
先日、西東京朝鮮第一初中学校・付属幼稚園班を訪問しました。この日は学校公開で、授業の様子を見学させていただきました。保護者や関係者が見ている中そわそわしている子どもたちの様子、真剣に学ぶ様子、友だちと笑いながら体育館を走り回っている様子、その姿は私の子どもの頃の学校生活と何ら変わらず、懐かしい気持ちが込み上げてきました。
2021年に施行された東京都こども基本条例では、「全てのこどもが誰一人取り残されない」「こどもに対するあらゆる差別の禁止」などがうたわれています。しかし、朝鮮学校は今、高校無償化や運営補助金の交付から除外され資金難に陥っている学校も少なくありません。
この問題は、政治的、外交的な問題ではなく、子どもの人権の問題であり、学ぶ権利はすべての子どもに等しく保障されるべきものでなくてはならないと私は考えます。
私は、全ての人の尊厳と人権が守られ、差別のない社会を目指します。
玉正さやか