戦後80年、今こそ平和推進を

 先の報道で、国はいわゆる「台湾有事」などを念頭に、沖縄の先島諸島の5市町村(宮古島市、石垣市、竹富町、与那国町、多良間村)からの避難計画を初めてまとめ、
およそ12万人の島民や観光客を6日程度で避難させ、九州と山口県のあわせて32の市と町で受け入れるという報道がありました。
 戦争を想定した避難計画が立てられていることに大きな恐怖を感じるとともに、
まずは平和への対話を進めることが必要であるにも関わらず、平和交渉への国の姿勢が見えてこないことに憤りを感じます。
約19万人もの方が犠牲になった沖縄戦から80年が経過します。
沖縄がどれほど凄惨で理不尽な状況に置かれたか、私たちは決して忘れてはならないし、沖縄を再び戦火にさらすことはあってはなりません。

八王子においても空襲で多くの方が犠牲となりました。市内には多くの戦争遺跡が市民の活動によって残され、そして語り継がれています。
戦後長い年月が経ち、何をもって戦争や平和を伝えていくかということが課題となる中、
八王子でこういう歴史があったということを形として後世に残していくことが求められています。
二度と戦争の悲劇を繰り返さないために、平和について改めて考えていくことが必要ではないでしょうか。