不登校を考える
みなさま、寒い日が続きますがいかがお過ごしですか?
全国的にもそうですが八王子でも学校に行かない、或いは行けない子どもたちがたくさんいます。
たまたま学校に居場所がなかったとしても、学ぶことや育つことは学校以外でもできるとは分かってはいても、実際に自分の子どもが学校に行きたくないと言い出すと子どもの将来はどうなるんだろう、仕事はどうしようと、親は心配や不安でいっぱいになりますよね。
八王子では、多様な教育機会・居場所の確保として、給食センターを始め、図書館や子ども・若者育成支援センターとの連携を進めるとともに、学校内においては別室支援や学校園を活用した取組を進めている学校もあります。そういった居場所を増やしてはいるものの、やっぱり学校が子どもたちにとってのびのびと自分らしく楽しく過ごせる場所であるべきで、みんなと同じことを同じようにできるようにするという教育の在り方がどんどん子ども追い詰めていってしまっているのではないかと感じます。
親自身も忙しく、教員不足や離職など、子どもに関わる大人たちも余裕がない中で、不登校は子どもや家庭の問題ではなく、大人が自分自身を見直すきっかけとして、そして社会の在り方を考えるきっかけとして捉えていく必要があるのではないでしょうか。
玉正さやか