「自分らしく生きるためのケアを、介護するひとにも、ケアを」

 

レポートを配布する中で、「日々の介護で気持ちに余裕がなくなっている。
同じ境遇の人と話がしたい。」という声を良く耳にします。

ケアする人が気軽に話せる場所や一休みできる場が八王子にはまだまだ必要です。
昨年度の総人口に占める高齢者の割合は29.1%と過去最高を記録しました。
八王子の高齢化率は27.2%!!約3人に1人が高齢者です。
そして、今後も高齢者は増加する試算となっており、それに伴いケアする家族も増えていきます。

高齢者の介護だけに限らず、障がい者、病を患った方など介護・看病・介助・療育として、身近な家族や親族等を日常的に無償でケアしている人のために、ケア者の視点から相談窓口や休息できる場所などを増やしていく必要があります。
また、子どもや若者が家族をケアするヤングケアラーの問題も注目されています。
2022年に厚生労働省が行った調査では回答した中学2年生の約17人に1人が家族にケアが必要な人がいるという結果でした。

八王子・生活者ネットワークでは、「自分らしく生きるためのケアを、介護するひとにも、ケアを」という政策を掲げています。
ケア者の実態をきちんと把握し、当事者の声に基づいたケアラー支援条例の策定を求めていきます。

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高尾駅の朝遊説にて