さやかのコラム2024_08 八王子の戦跡から戦争と平和について考える
「本当に地下壕の中を歩いているみたい!」
先日、ある小学校の教室で開催された浅川地下壕の3DVR体験会に参加させていただきました。
VRの装置を着用すると教室にいるにもかかわらず一気に地下壕にタイムスリップしたような驚きの体験でした。
東京高専の学生と先生が車の自動運転にも使われている技術を駆使し、
地下壕の中の周囲の距離をレーザーで測定して3次元化が実現されたVR。
こういった技術が地下壕に用いられたことで、多くの人が戦跡を知るきっかけになるのではと期待します。
また、このような体験を通して、なぜ地下壕を作らなければならなかったのか、その背景や当時の人の想いを想像していくことに繋がるのではないでしょうか。
終戦79年を迎えました。
とても悲しいことに今、この瞬間にも世界中で争いが起こり、多くの人が命を落としています。
そんな状況であるからこそ、私たちはしっかりと戦争に向き合い、次世代を担う子どもたちに戦争の悲惨さを伝えていかなければなりません。
私たちの暮らす八王子にも多くの戦跡が残っています。
まずは身近な戦跡を知り、当時に想いを馳せ、平和とは何かを考え続けていきたいです。
玉正さやか(たましょうさやか)